国土交通省は19日、「自動車環境アセスメント」の実施に向けて検討会を設けた。制度案を来年度末までに決めたうえで、平成16年(2004年)度から車種別の“環境格付け”を公表する考えだ。
環境アセスは、生産・廃棄の環境負荷から燃費、排ガス性能、騒音といった、クルマ1台が作られてから廃車されるまでの環境負荷を調べるもの。衝突試験などを行って自動車の安全性能情報を公開する「自動車アセスメント制度」の環境版で、新車時の性能だけではわからない環境負荷を考慮して“環境に優しいクルマ”を選ぶことができる点が特徴だ。