前週末の米国株安、円高を嫌気し、全体相場は91年11月以来の11年ぶりの9日続落。明日も下げると1965年2月−3月以来37年ぶりの記録となる。1ドル=120円台に円相場が急伸し、自動車株は総じて軟調。
日産自動車が前週末比7円安の960円と続落し、マツダ、富士重工業がさえない。いすゞは2円安の37円と水準を切り下げた。ダイハツ工業、スズキも軟調。
一方ホンダは前週末急落しただけに、40円高の4490円と反発。三菱自動車工業も5円高の268円と反発した。自動車用電装品の自動車電機工業が、一時35円高の215円と大幅反発。電装品大手のミツバが同社を傘下に入れる方針を打ち出したことで、思惑買いを誘っている。終値200円。ミツバはホンダ向け、自動車電機は日産向けを中心としており、部品業界の勢力図が大きく変わる見通しだ。
トヨタ自動車は売り先行で始まったが、買い戻しが入り変わらずの3130円で取引を終了した。