【新聞ウォッチ】国税局から指摘されたトヨタ、所得隠しもビッグ

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年11月13日付

●東京都、CO2削減義務化、国に先がけ(読売・1、38面)

●新日鉄・トヨタ、車鋼板値上げ合意へ、5年ぶり、5-10%で調整(読売・8面)

●トヨタ、10億円所得隠し、会長と社長就任披露、祝儀4000万円も裏金に(読売・39面)

●道路公団談合、天下り先4社に排除勧告、公取委、27社警告(朝日・1面)

●マツタ「デミオ」をリコール(朝日・37面)

●道路公団「上下分離方式」で一致、民営化推進委(毎日・1面)

●自動車5社、不況下の快走、北米頼み先行き不安も(毎日・9面)

●自動車「外資系」決算出そろう、日産、ホンダしのぐ利益、三菱、マツダは回復途上(東京・8面)

●新日鉄・宝山が合弁、上海に工場、1200億円、自動車鋼板で主導権(日経・1面)

●自動車大手、下期国内強気の販売計画(日経・9面)

●国交省、ディーゼル排ガス問題で不正軽油使用に罰則、運転手も規制(日経・38面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が系列の部品メーカーとの取引をめぐり、名古屋国税局の税務調査を受け、2000年3月期までの3年間に約10億円の所得隠しを指摘されていたことが発覚した。トヨタはすでに指摘に応じて4億円余りの追徴課税を納付したという。きょうの各紙が社会面で取り上げている。

記事によると、系列の豊田紡織からエンジンオイルの汚れを取る「オイルフィルター」を購入する際、通常よりも高い代金を支払っており、それを経費として処理していた。

もっとも、読売によると、1999年に開いた奥田碩会長と張富士夫社長の就任披露パーティーで、出席者から受け取った祝儀のうち約4000万円を裏金としてプール、役員の交際費や秘書部門の幹部社員の飲食費などに流用されていたと指摘している。祝儀を巡っては奥田会長、張社長とも「あり得ない」とコメントしている。

《福田俊之》

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