【新聞ウォッチ】過熱する“TH販売戦争”で、日産の大健闘もすっかり無視

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【新聞ウォッチ】過熱する“TH販売戦争”で、日産の大健闘もすっかり無視
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年11月8日付

●「ディーゼルは善玉」カール・グスタフ・エクルンド・日本ボルボ社長語る(読売・10面)

●「江戸博蔵めぐり」T型フォード「大量生産」確立した自動車(読売・35面)

●軋むハイウエー、有料、無料区間が混在(読売・39面)

●カローラ7カ月ぶり首位奪還、年間ではフィットに依然苦戦(朝日・13面)

●日本GM、シボレー50年記念モデル(東京・8面)

●ホンダとヤマハ発動機、ベトナム、二輪車の生産8日から再開(産経・10面)

●横浜ゴム、中国にタイヤ専門網、2010年メド200店、シェア10%目標(毎日・11面)

●輸入車販売、10月前年同月比4.7%増加(日経・13面)

●ホンダ「フィット」30万台突破(日経・13面)

●関西ペイント、自動車のキズ短時間で補修(日経・15面)

ひとくちコメント

日本自動車販売協会連合会が10月の新車販売ランキングを発表したが、1日付読売の既報の通り『カローラ』が7カ月ぶりに首位となった。2位に後退した『フィット』との差は2523台。読売を除く、きょうの各紙が「カローラ首位奪還」(朝日)というタイトルで大きく取り上げている。日経は、きのう7日夕刊で速報しているため、きょうはフィットの通算30万台突破だけを掲載している。

気になるのは年間ランキング。朝日は「年間首位を目指すカローラに約2万の差をつけている」とし、勝敗予想は避けているが、産経は「残り2カ月で逆転するのは苦しくなってきた」と悲観的な見方だ。毎日は、逆転は厳しい状況としながらも、「年末に向け作戦を練っている」という張富士夫社長のコメントを掲載し、「トヨタとホンダの販売競争は激しさを増す」と結んでいる。

それはともかく、日産も『マーチ』(4位)と『キューブ』(5位)がベスト5に食い込むなど大健闘したが、見出しには取り上げてもらえなかった。

《福田俊之》

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