【東京ショー2002速報】空気を吸い込む音が特徴的!? トヨタ『FCHV-BUS2』

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【東京ショー2002速報】空気を吸い込む音が特徴的!? トヨタ『FCHV-BUS2』
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トヨタは今回のショーの目玉として、日野自動車と共同で開発した燃料電池バス『FCHV-BUS2』を出品している。燃料電池を使って発電した電力を大型バッテリーに蓄積し、そこからモーターに電力を供給する仕組みだ。

車体前部に5本の高圧水素タンクを搭載し、後方の燃料電池スタックまで導く。そして後部のインテイクから取り入れた空気から得る酸素を化学反応されて電気を得る。ここまではいわゆる普通の燃料電池自動車と同じだが、このFCHV-BUS2ではさらに大型バッテリーを採用することによって走行距離を飛躍的に拡大しているという。

会場説明員は「実際にはこのバッテリーがあって初めてバス用のパワートレインシステムとして成り立ちます。現状ではリアルタイムに発電して、その電力を使ってモーターを…というのはこの規模(通常のバス車体)では難しい。バッテリーにいったん蓄電し、その電力でモーターを動かす方式ですね。燃料電池をパワートレインそのものとして扱うのではなく、車上発電所として考えています。この方式なら仮に燃料電池スタックが1台ダウンしても深刻な影響は出ないし、水素タンクが空になっても大丈夫」と説明する。

気になる騒音については「ディーゼルよりは格段に静か」だというが、説明員個人の印象としては「システムが空気を吸い込む音がまだ耳に慣れない」と語る。言葉では表現しずらい、ちょっと特異な音らしい。気になる登場時期だが、こちらはまだ未定とのこと。ただし、ショー終了後から国土交通省が主体となった公道実験が開始されるようだ。

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《石田真一》

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