新型『アコード』でもっとも性能が高いのは、スポーツセダンである「Euro-R」(ユーロR)だ。ホンダのスポーツモデルとしては『インテグラ』、『シビック』、『NSX』などに用意される「TYPE-R」(タイプR)が名高いが、アコードはミドルクラスセダンにふさわしい快適性を持たせるため、サスペンションを極端に締め上げるようなことはせず、名称もEuro-Rとしている。
エンジンは「K20A」型2.0リットル直4DOHC。出力、トルクは同型式エンジンを搭載するインテグラ・タイプRと同じ162kW(220ps)/8000rpm、206Nm(21.0kgm)/6000rpmだが、アコード用のエンジンは静粛性を高めるために2次バランサーシャフトを備えている。トランスミッションは6速MTのみ。
さらに軽量フライホイール、トルク感応型ヘリカルLSD、スポーツサスペンション、強化スタビライザー、16インチ大径フロントディスクブレーキ、17インチアルミホイールなど、高機能部品を多数装備、スポーツセダンの名に恥じない走りを実現している。
発売は12月10日、価格は253万円。