『モビリオ・スパイク』のエンジンは、1.5リットルSOHC16バルブの1機種とシンプルな構成。ホンダお得意のVTEC(可変バルブタイミングリフト機構)付きだ。このエンジンは最近『フィット』に追加された1.5リットルと基本的に同じもの。
フィットではこのエンジンを搭載するモデルは高性能バージョンの扱いだが、スパイクは車両重量がもっとも軽い仕様でも1230kgと重いため、動力性能はファミリーカーのレベルにとどまる。むしろ恩恵は、2リットルクラス並みの車重であるにもかかわらず、10・15モード燃費がFFで17.2km/リットル、4WDでも15.2km/リットルというきわめて優秀な燃費に表れている。
トランスミッションは無段変速機、ホンダマルチマチックS。上級グレードは7速マニュアルモードも備えるなど、ドライビングプレジャーが重視されていることがわかる。