21日まで横浜市神奈川区のマツダR&Dセンター横浜で「新型デミオとその技術展in横浜」が開催中だ。さる1日、その一環で特別企画として開発担当者による講演会が開催され、開発主査、チーフデザイナーを含む開発メンバーが新型『デミオ』について語った。
新型デミオはホンダ『フィット』や日産『マーチ』などのライバルと比較して最大100kgていど重い。全長も100mmから200mmほど大きいが、寸法の拡大以上に重いような……。プラットフォーム開発推進本部の森山尚宗・主幹は、操安性に代表される「走り」を重視した結果だという。
「たとえばサスペンションです。サンスペンション・アッセンブリーを車体フレームに取り付ける部分のブッシュは直径80mmという大型のものを使用しました。トランスミッションはフォードグループの汎用タイプです。コスト低減と引き換えに重量が増加しましたが、排気量2.0リットルクラスまでのエンジントルクに対応します。エンジンベイも1.6リットルクラスまで考慮してあります」
フルスペックだと何やらものすごいデミオができあがりそうだ。