スズキは知的財産権のオンライン市場である米国のyet2.com(イエットツー・ドットコム)に参加すると発表した。異業種が持つ特許情報を効率良く入手し次世代車の開発に生かす。
同オンライン市場にはスリーエムやP&G、シェルといった米国を代表する企業のほか日立製作所、日本電気、花王、NTTドコモなど日本の大手企業も参加している。日本の自動車メーカーではトヨタ自動車が登録している。
スズキは自らが持つ特許20件を同市場で公開し技術の売り込みにも使う。逆にITS(高度道路交通システム)やASV(先進安全自動車)といった分野で優れた特許があれば活用していく方針だ。世界中の特許情報をオンライン上で検索できるため開発にかかる膨大な時間の節約につながるという。