気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール
2002年7月30日付
●トヨタが上方修正、今年の全世界生産台数555万台、ホンダ4-6月期、売上高最高(読売・10面)
●民営化論議の中、首都高速100円値上げへ、12月メド(産経・1面)
●トヨタ、ケンタッキー工場で「1000万台達成」記念式典開催(東京・6面)
●経済観測「ホンダの選択」低価格の中国製バイク(毎日・8面)
●国交省、首振り前照灯解禁へ、カーブの事故抑制に期待(朝日・21面)
●フィアット赤字続く、銀行団、30億ユーロ緊急融資(日経・9面)
●トヨタ・張富士夫社長会見「国内巻き返し宣言、年後半は飛躍」(日経・11面)
●日産・復活「フェアレディZ」発売前に9000千台超す受注(日経・13面)
ひとくちコメント
きのうは、トヨタ自動車が年央会見を行った直後に、ホンダが2002年4-6月期決算を発表した。世界の生産計画を555万台に上方修正したトヨタについては、日経などが29日付夕刊で速報したため、きょうの各紙は、売上高、営業利益が「過去最高」となったホンダの決算を大きく取り上げている。
その中で東京は、日産自動車の販売計画も含めて「狙え海外市場、日本車アクセル」というタイトルで、トヨタ、日産、ホンダが打ち出した「強気の計画」を報じている。
また日経は、日産が本日発表する新型スポーツカー『フェアレディZ』の受注台数が「日米合わせて発売前に9000台を超えた模様」と伝えている。
販売価格が300万円を超える "高嶺の花"だけに、スモールカーに人気が集中している日本市場の受注は1000台超というが、この先どこまで受注が増えるのか興味津々である。