ビジュアルにも新しい『Z4』のスタイリングの中でも目立つのが、垂直にカットされたフロントエンドと、そこにやはり垂直な角度で付けられたグリルだ。ヘッドランプの形やサイドのシャットライン、リアのボディ・ラインの流れも、今まででは想像できなかったスタイルに仕上げられている。
フロント・ホイールアーチから延びるスウェージラインは、ウインドシールドと同じ角度にデザインされ、そこにはBMWのエンブレムを飾ったコーナリングランプが付けられている。
とは言っても、先代にあたる『Z3』の基本的な特徴であった長く伸びたフロントフードと、反対に短めのリアデッキ、そして後輪のすぐ前に位置するロードスターならではのシートポジションなどは、そっくりそのまま継承されている。長くなったホイールベースによって、車長は100mm近くサイズアップ。車幅も50mmほど増え、広くなったトレッドも特徴となっている。
近年、この手のクルマではは折りたたみ式ハードトップが主流となりつつあるが、Z4は頑なにキャンバストップを使用。それでもZ3に比べると、かなり凝った機能を備えている。騒音をシャットアウトするためにフードは何重もの層になっていて、また曇り取り装置(熱線)を備えたガラスのリアウィンドウも付いている。シートから後ろを振り返れば、キャンバスがボクスターと同様の複雑なプロセスで閉じるところを楽しめる。
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