【新聞ウォッチ】連続多発ミス、警察庁もカウントミスで「免停処分」

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【新聞ウォッチ】連続多発ミス、警察庁もカウントミスで「免停処分」
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年7月9日付

●トヨタ、コスト3割減の新型車、来年投入、割安感で勝負(朝日・8面)

●日産ディーゼル新社長表明、負債削減、2年前倒し、中国へ追加投資も(朝日・8面)

●ロシアの自動車産業健在、低価格とノスタルジアが人気の秘密(読売・6面)

●住友金属、車リサイクル参入方針、2004年にも事業開始(読売・8面)

●マツダ、リース子会社の法人部門売却へ(読売・8面)

●ガソリン、パソコン、ハンバーカー、「値上げ」一転「値下げ」へ(読売・9面)

●利用進まぬETCを追う、割高な車載器、及び腰の行政(読売・11面)

●昨年度、高速の不正通行、28万件、被害1億3700万円(読売・35面)

●ホンダ、米へ鋼材空輸、セーフカードで品薄(毎日・1面)

●マツダ「アテンザ」好調、月間販売が目標の3倍(毎日・8面)

●奥田碩日本経団連会長、「ペイオフ実施」に迷い(毎日・9面)

●スズキ、富士重工が相互供給、エンジンなどの基幹部品(産経・1面)

●JR高速バス、酒気帯び運転「自宅で焼酎、途中で酎ハイ」運転手「暑かったから」(産経・30面)

●三菱自工開発、車台にアルミ、超軽量トラック、試作品を今秋のモーターショーに出品(東京・8面)

●カウントミス「あなた免停」警察庁、ドライバー5人処分(東京・29面)

●不正車検問題、業者因縁に責任転嫁、神奈川陸運局、部下の断髪強要か(東京・29面)

●トヨタ、日産、ホンダとオークネット「中古車の検査基準統一」(日経・9面)

●ホンダ系部品4社、ケーヒンなど3社今期営業最高益の見通し(日経・15面)

●JR高速バス、今度は進行方向を間違う運転ミス、17キロ逆戻り(日経・35面)

●兵庫県の交通安全ポスターに阪神・星野監督登板(日経・35面)

ひとくちコメント

JR東海高速バスの酒気帯び運転手は、酒を飲んだ理由について「暑かったから」と話しているそうだが、そんなことは言訳にもならない。国土交通省が「バス事業者に飲酒運転による事故防止の徹底を求める」通達を出したというが、こんどは、JR関東の高速バス運転手が進行方向を間違い、反対の路線を17kmも走行し、逆戻りしたという。この運転手も酒気帯びだったのかどうかは、きょうの産経などの記事ではわからないが、プロとしてお粗末なうっかりミスである。

ミスといえば、警察庁が6月上旬から7月上旬にかけ全国で計23人のドライバーについて「運転免許停止に該当する」と誤って都道府県警に連絡し、このうち、5人が停止処分されていたという。きょうの朝日、東京などによると、こちらは運転免許保有者管理システムのプログラムミスであることがわかった。

6月にも有効期限の誤記ミスがあったばかりである。ドイツでの空中衝突事故の原因も管制官の指示ミスが濃厚となっている。社会面には、新潟の病院で看護婦が点滴量を間違えて患者が死亡したという医療ミスも掲載されている。折から、兵庫県が作製した交通安全ポスターには、阪神・星野監督が「ルールは守らんと事故は減らん」というメッセージが添えられている……。

《福田俊之》

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