三菱電機は、ETC(ノンストップ自動料金収受システム)の新製品として蛍光表示管で料金情報を表示する『EP-200/300』シリーズ3機種を27日から発売すると発表した。
新製品の特徴は、蛍光表示管の採用で料金やガイドメッセージ表示は昼夜問わず見やすくなった。200シリーズは料金などの案内を音声で受けられる音声ユニット(オプション)を設定した。ETCカードを抜き忘れてエンジンを停止すると抜き忘れ警告音が鳴る。個人データの流出を防止する暗号化ICと確実な無線通信処理を高速で行う通信プロトコルICを搭載した。
価格は200シリーズが2万9000円、300シリーズが3万5000円。ETCは混合レーンを並ぶので料金所渋滞に巻き込まれたり、料金所の先も渋滞しているなど、評判が悪く、本体が高価なため、浸透していない。今回の新機種も相変わらず高価なままだ。それでも新製品3機種で月産1万台を目標にしている。