フォードはマーキュリーブランドのSUV/クロスオーバーの生産を開始する、と発表した。実はマーキュリーではミニバン『ビレジャー』の生産打ち切りをすでに決定しており、同時に生産打ち切りとなる日産『クエスト』との間で、ジョイントとして新型のミニバンが作られる予定があった。しかし今回の決定で、マーキュリーは日産との提携を打ち切り、独自開発をする可能性も浮上してきた。
フォードによるとこの新型車は2004年モデルで、『エコノライン』フルサイズバンと同じ工場で生産される。工場のあるオハイオ州では、マーキュリー・ビレジャーの生産打ち切りに伴う解雇への対策として、総額8300万ドルのキャッシュと免税措置をフォードに提言、新型車の誘致に積極的だった。
今回の州とフォードとの同意では、フォードは工場に1400万ドルを投資、今後20年間に2000人の仕事を保証する、という。