『ist』(イスト)は“stylist”や“artist”など個性の持ち主を主張する車名だ。インテリアでは「イルミネーテッド・マルチボックス」など個性を“光らせる”ことによって、クルマ全体に“プレミアム感”が貫かれている。
インテリアを担当した豊田自動織機製作所・自動車事業部・技術部デザイン室デザイングループ、ワーキングリーダーの兵藤光徳担当員によると「インテリアのテーマはアクティブ、エレガンス、そしてプレミアム。全体的にはダークで無機質な色、それにアクセントとして金属加飾を効果的に配置し、プレミアム感を求めた」という。
インパネまわりは「水平垂直を基調として、モダンファーニチャーのように構造体を表現し、シンプルにまとめた」という。
また「訴求ユーザーイメージとする“自立したワーキングウーマン”は、持ち物にもこだわりを持っている。そのためにセンタークラスターに『イルミネーテッド・マルチボックス』を作りました。これはいわゆる照明つきのハコですが、こだわりのデジカメやポータブルMDプレイヤーなどを入れて、ショーケース的に使って欲しい」そうだ。