【新聞ウォッチ】「日産180」は本当に実現可能なプランなのか!?

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年5月8日付

●三菱自動車、ダイムラー、現代と合弁、米国でエンジン開発(毎日・8面)

●伝説の名車復活ダイムラーの「マイバッハ」、年内に日本でも発売(朝日・10面)

●GW中の交通事故、死者・件数増加(朝日・33面)

●日産、新型車を倍増、3年で28種、大型SUVも(日経・11面)

●スズキ・富士重工、軽自動車にサスペンション共通部品、提携具体化の第一弾、まずサスペンション(日経・13面)

●訃報、佐藤哲郎・元日産自動車副社長、6日心筋梗塞のため死去、81歳(日経・35面)

ひとくちコメント 

特別版を発行した産経を除くと、きのうは新聞休刊日。きょうが大型連休明け後、最初の朝刊となるわけだが、各紙とも自動車関連の記事がほとんど見当たらない。毎日などが取り上げている「三菱、ダイムラー、現代の3社が合弁会社を設立し、米国でエンジンの共同開発に乗り出す」という記事は、すでに5日に正式発表しており、朝日などは6日付朝刊で掲載している。

速報性を重視しないのであれば、充実した内容が求められるが、日経の「日産、新型車を倍増」という記事は、カルロス・ゴーン社長が9日に記者会見を予定している新中期計画「日産180」の骨子の一部をすっぱ抜いたもの。だが、今後3年間で世界販売を100万台上積みするといった「拡大路線に転じる」(日経)という新たな経営方針は昨年秋の中間決算時のプレゼンテーションでも公言している。

企業総合面で準トップ扱いするほどのインパクトはない。これまでの「リバイバルプラン」から一転、攻めの計画とみられる「180」が本当に実現可能なプランなのかどうか、検証してみるほうが、必要性があろう。

《福田俊之》

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