主要企業の決算発表が迫ったことで、様子見気分が強まり全体相場は3日ぶりに反落。円相場が一時1ドル=129円台に入ったため、自動車株はほぼ全面安。
マツダが、前日比17円安の401円と3日ぶりに反落。2日間で50円近くの上げを演じただけに、利益確定の売りが先行する動きとなった。もっとも、『アテンザ』『デミオ』の新車効果への期待が高く、伊藤忠商事と現地銀行の折半出資するオーストリアの卸販売会社を買収し、欧州における販売強化に乗り出している。出来高も市場第3位と高水準。
日産自動車は、8円安の971円と続落。前日年初来高値の995円を付けたが、再度の1000円台挑戦には新規材料が欲しいところだ。トヨタ自動車、いすゞが反落し、三菱自動車工業、スズキが続落。こうした中、ホンダと富士重工業が小反発。
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