資源エネルギー庁は10日、全国のガソリンスタンドの石油製品市況調査結果を明らかにした。レギュラーガソリンの1リットルあたり価格は関東、中部、近畿で98円、九州・沖縄で101円となった。e燃費で統計した同日の全国平均価格は91.75円となっている。
原油価格は中東情勢に大きく左右されるが、石油元売各社はイスラエルで紛争が勃発したことを受け、ガソリンの卸売価格を4月出荷分から1リットルあたり3円程度値上げしている。資源エネルギー庁発表の価格と、e燃費で統計した実勢価格にはかなりの開きがあるが、小売への影響が大きく出始めるのは今週末ごろからと言われており、まだそれが実際の価格に反映されていないのだろう。
一部のガソリンスタンドではすでに値上げに転じたところもあるが、週末までには大半のガソリンスタンドで1リットルあたり5円以上の値上げを行うという予測もある。ここのところ安値安定だったこともあり、過去の値下げによる赤字分を取り返そうとするスタンドも出てくるだろうから、週末にドライブの予定がある方は給油を急いだ方がいいかもしれない。
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