気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年4月3日付
●輸入車、日本市場に攻勢「現代」クーペで“再挑戦”(産経・10面)
●NYで自動車ショー、日欧米の自信作競演(産経・10面)
●カー衛星ラジオ、米で普及の兆し(朝日・10面)
●マツダ、ロータリーエンジン、発電機に変身(読売・8面)
●現代自動車、米で生産へ、2005年から、年産23万台(日経・3面)
●フランス財務省、ルノー株最大10%売却(日経・9面)
●トヨタ車体、自社ブランド車を初めて発売(日経・13面)
●トヨタファイナンス、住宅ローン金利下げ(日経・13面)
●カヤバ工業、タイで増産、トヨタなど生産増に対応(日経・13面)
ひとくちコメント
AM、FMに続く次世代ラジオと言われている「衛星ラジオ」が米国内を走るクルマの中に普及する兆しをみせていると、きょうの朝日が取り上げている。
記事によると、メインの音楽番組のほかに、ニュース、スポーツ、娯楽など100チャンネルの番組提供を始めた米国のベンチャー企業「XMサテライト」が、GMや日産自動車と提携。米国市場で販売する新型車にソニーやパイオニアが開発した機器を標準装備、またはオプションで取り付ける動きが目立っているという。
広大な米国大陸では長時間運転が多いため、ローカル局が中心の従来のAMやFMでは、同じ周波数で番組を継続して聴くのが困難。その点、衛星ラジオは、静止軌道に衛星を打ち上げ、それを介し米国全土に番組を流すシステムで、同じ番組を途切れることなくCD並みのデジタル音質で楽しめるのが特徴だという。受信料は月単位料金で約10ドル(約1300円)だそうだ。