トヨタ自動車は2日、トヨタホーム専用の住宅ローン「新安心宣言」を金融子会社のトヨタファイナンスと共同で開発し、同日から取り扱いを開始したと発表した。一般の銀行から借りる場合にくらべ金利を大幅に低く設定した。
トヨタは住宅事業の再強化を図っている。住宅金融の面でもトヨタファイナンスとの連携でこれまでも低金利ローン「安心宣言」を設定してきた。
新たに設定した住宅ローンはサービスをさらに拡充したもの。金利は都銀で借りる場合にくらべ0.6−0.8%低く設定し2年固定で1.45%、10年固定で2.8%などとした。また初回優遇金利はさらに引き下げ同1.15%、同2.7%とした。10年固定の2.7%は住宅金融公庫の2.75%より低くなる。
また繰上げ返済にかかる手数料をとらないほか、金利固定期間更新時にかかる手数料を全期間にわたり無料扱いにするなどトヨタならではのサービスを付加した。トヨタはグループを挙げたサービスの拡充により住宅販売でもシェア拡大をねらう。