デフレ対策の実施が現実化したため、全体相場は1カ月半ぶりに4日続伸。平均株価は一時1万円台を回復したが、その後は伸び悩んだ。自動車株は数少ない好業績セクターとあって、前日に続いてほぼ全面高となった。
この日は出来高ランキングで、日産自動車(1位)とマツダ(8位)がトップテン入り。日産は、前日比31円高の785円と続伸。外資系証券が目標株価を1000円に設定するなど、市場の注目度がアップしている。
マツダも10円高の292円と続伸。『アテンザ』をはじめとする新車攻勢、中国販売拠点の拡大など好材料がそろっている。株価面で大手3社と比べ出遅れ感が強いだけに、新規の投資資金が向かっているようだ。
トヨタ自動車が4日続伸し、三菱自動車工業、いすゞもしっかり。こうした中、ホンダが4日ぶりに反落し、富士重工業が小幅安となった。