F1デビューを来年に控えた佐藤琢磨がブラジル、サンパウロに渡り、ブラジルGPの会場となるインテルラゴス・サーキットでテストを行った。
午前6時から3時間、セザリオ・フォーミュラというチームのF3マシンで実際のレースより多い86ラップをトラブルなく走り終えた琢磨は「またサーキットを走れて最高の気分。インテルラゴスのドライビングに関してとても貴重な経験となった。反時計回りのサーキットは経験したことがなかったし、バンピーな路面やコーナーはかなり難しい」とサーキットの印象について語った。
前日に降った大雨の影響で悪かったコンディションも徐々に回復し、ドライでのベストタイムは1分33秒79。「ラップタイムには満足している。特にここは僕にとって初めてのコースだったし、トラックはかなりよごれていたけど、他のマシンがないだけラバーが落ちていることもなかった。デビューの前にブラジルGPサーキットを走り、知識を得る機会に恵まれ本当に喜んでいる。レースが楽しみだよ」と笑顔で締めくくった。