ORSE(道路システム高度化推進機構)が、毎月末に集計し、発表するETC車載器のセットアップ台数。11月末現在の数字が3日発表された。11月末から全国でサービス展開が始まったこともあり、10月よりも月間取り付け台数が約5000もその台数をアップし、全国で約1万7000台がセットアップされた。累計で約7万2000台。
県別で見ると、東京が3200台と神奈川が2400台とダントツで、続いて千葉、大阪、愛知が900台をオーバーしている。累計では、東京、千葉、神奈川と首都圏が上位を占めている。
しかし、料金所渋滞を解消するにはまだ遠い普及台数といえる。ネックになっているのは価格。安いものでも3万円近くするし、工賃とセットアップ料金で8000円以上もとられるとなると、個人での普及はまだまだ先と言えるだろう。その他、稼動初期の問題も出ているようで、料金所のETCブースに案内の人を立たせるなどETCの認知度はまだ低いといえる。