回復に転じるかと思った矢先……格付け会社がブリヂストンの評価下げる

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格付け会社のスタンダード&プアーズは21日、ブリヂストンの長期格付けと短期格付けをそれぞれ引き下げる方針を明らかにした。今回の引き下げにより、長期格付けが「BBB+」から「BBB(債務履行能力は充分と言えるが、上位格付けに比べ経済環境の悪化に影響を受けやすい)」に。短期格付けが「A-2」から「A-3(予定期日までの返済能力はあるが、経済環境の変化に影響される可能性がある)」となった。

今回の引き下げの理由として、同社は「2000年8月に発生した子会社であるファイアストンのタイヤリコールにより、収益の落ち込みが激しくなり、フォードとの契約解消で回復がより困難に為ったため」としている。

今月中旬にはフォードと供給再開に向けての準備会合の約束を取り付けたと言われるブリヂストンだが、格付け会社の格下げ評価が資金調達に影響する可能性も捨てきれず、まだまだ予断を許さないという状況が続きそうだ。

《石田真一》

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