東海理化がチェコ工場---トヨタ系部品メーカーの東欧進出相次ぐ

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東海理化電機製作所は、チェコにスイッチやシートベルトなど同社の主力製品の品種すべてを生産する子会社を設立した。旧東欧諸国には、トヨタ自動車がプジョーと合弁で車両組立工場を設置する予定で、これに対応するためトヨタ系部品メーカーの進出が相次いでいる。

新会社の社名は「TRCZ」。チェコのロボシッチェ市に本社を置く。資本金は100万チェココルナ(約350万円)だが、今後、設備投資にともない随時、増資していく。全額を東海理化が出資した。新会社は2003年末から、操業を開始し、トヨタなどに製品を供給する。東海理化の海外拠点としては12カ国・18拠点目で、欧州では英国に続く第2拠点となる。

工場の敷地面積は約10万平方メートルで、第一期工事分として約1万5000平方メートルの建屋を建設する。総投資額は約50億円。

TRCZでは、レバーコンビネーションスイッチをはじめとする各種スイッチ、シートベルト、キーロック、シフトレバー、電子キーなどを生産する。2004年には約30億円、2007年には約50億円の売り上げを目標にしている。従業員は2004年時点で約250人を予定しており、2007年までに約400人に増員する。

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