アメリカの市場調査会社であるJDパワーは15日、今年度の自動車耐久性番付を明らかにした。100台あたりの故障件数が最も少なかったのは、レクサス(トヨタの高級ブランド)で、2位にはインフィニティ(日産の高級ブランド)がランクインするなど、日本車の優位性が目立った。
この調査は1997-1998年型モデルの乗用車とライトトラックの所有者(約4万人)を対象に行われたもの。100台あたりの平均問題発生件数が低いものを優位として計算するという仕組み。1位になったレクサスは問題発生件数が173件でトップ。2位のインフィニティが219件、3位のジャガーが250件であることを考えると、断トツの少なさだといえるだろう。
残りは4位にリンカーン、5位にアキュラと、いずれも高級車ブランドが上位を独占した。高いクルマは品質が良くて壊れにくいということを如実に証明したともいえるが、消費者としては一般向けブランドにも同様の基準を持ち込んでもらえればベストだと思うだけだ。