日産ブースでは、2003年の実用化を目指した、高速通信ネットワークシステム『2003i』と、2005〜2010年を見据えた“ネットビークル”『ideo(イデオ)』を展示している。
2003iはダッシュボード中央に、幅360mmという大型のディスプレーを配置し、ハンドルに情報操作用の4つのボタン“4ポイントコントローラー”を搭載、ジョグダイヤル型のスイッチにはメニューの状況に応じて、スイッチを押すために必要な力が変わる“フォースフィードバックスイッチ”を使っている。
ディスプレイはディスプレイ面を凸型にすることで、圧迫感を低減している。また、フォースフィードバック・スイッチは、操作に必要な力を変化させることで、手元や画面を見なくても操作できるようにしたという。
また、無線通信によるネットワークシステムでは、ユーザーの好みや走行状況、位置などによって、どういった情報が必要かを判断して収集する“エージェント”機能を採用しているという。また、複数のクルマが互いに通信し、それぞれのディスプレーに相手のクルマの経路や現在位置を表示する機能などを備えるとしている。