車内も、いろいろな工夫が見て取れる。例えば『4コーナー・クライマトロニック』と呼ばれる新しい空調システムでは、わずらわしいエアコンの風を全てシャットアウト。インテリアの隙間から冷たい風が流れてくるというアイデアである。
もちろんほかにも様々な快適機能が満載。CDマルチチェンジャーにナビ、電話、TVシステム……、これら全てがセンターコンソールに備えられた7インチスクリーンを通じて操作できる。
VWではマンネリ化してきたイメージを覆そうと、D1をはじめとして画期的な3モデルを生み出す計画だ。今回の大型ラグジュアリー・セダンの次は、ポルシェの協力を得てのオフローダーを予定。そしてもうひとつはフェラーリ『360モデナ』をライバルとするスーパーカー。どちらもD1同様、もと東ドイツ地域のドレスデンに建設中のハイテク工場で生産される予定。