9月のテロ事件以来ますますひどくなっているニューヨークの交通渋滞だが、すでにカリフォルニアで行われているユニークなITでこれを解消しよう、という試みがある。ニューヨーク市の電力供給会社とフォードとか共同で行う『シンク』カーの貸し出しがそれ。
シンクカーはフォードが北欧で販売している小型EVだが、来年度からアメリカでの販売も予定されている。このシンクを抽選で100名に月額199ドル(約2万4200円)でリースし、通勤に利用してもらおう、というのである。電力供給会社は無料のチャージステーションを設置。利用者は郊外から駅までをこのシンク・コミューターで、そこから鉄道利用で市内に入ることになる。また鉄道も、シンクおよびEVの利用者には鉄道使用料の割り引きサービスを行うという。
これで少しでも市内への乗り入れ車両が減少すれば、ということだが、カリフォルニアのようなカープール制度がニューヨークにも広まる?