モデルチェンジを受けた新型『パサート』は、エクステリアでの主な変更点は力強さを表現するフロントマスクの造形と、セダン・ワゴンに共通のモチーフを用いたコンビランプなどリアのグラフィックスである。また随所にクロームを多用することで「アップグレードを具現化」したのだという。
フォルクスワーゲンAGのデザインストラテジー・マネージャー、リューテガー・フォルテン氏は、今回のモデルチェンジについて、「従来のパサートでは、将来登場する予定のさらに上級のモデルとの間が開きすぎてしまう。そのギャップを埋めるのが目的」だと語る。今回のモデルチェンジによって、パサートのポジションを引き上げることで、フルラインアップを強固なものし、「VWの変化を象徴する」のだという。
その「将来登場する予定の」上級モデル『D1』の存在は、新型パサートのデザイン過程において「とくに意識しなかったつもりだが、意識してないとも言えない」ということだった。