欧州では乗用車でもディーゼル仕様が人気だが、排ガス浄化のためにトラック同様フィルターを装備するのが今後の流れのようだ。トヨタはフランクフルト・メッセにいちはやく『DPNR』を出展した。
DPNRとは「ディーゼル・パティキュレイト・NOx・リダクション」システムの頭文字。日本で話題になっているディーゼル・トラック用のフィルターが、NOxなど成分浄化の触媒と、パティキュレイト(微粒子、粉塵)フィルターとがヘ別体になっているのに対し、DPNRでは一体化していちどに浄化する。
メッセに展示されたDPNRは2.0リットル直4に装着されている。トヨタ自動車第4開発センター第2パワートレーン開発部の松本功・主担当員によると、2005年以降の市販車搭載をめざしているという。