アルコール系燃料最大手で『ガイアックス』を販売するガイアエナジーは13日に会見を行い、「ガイアックスが車両火災とは無関係」とする社内調査結果を公表した。
同社はホンダ、トヨタらがトラブルを公表した後から1カ月にわたって社内調査を実施。その結果として、(1)ガイアックス使用車両の燃料系について分解調査50件、目視点検100件を実施したが異常なかった。(2)ユーザーアンケートを200件集めたが、エンジン不調や火災を訴えたケースはゼロ。(3)アルミ材組成成分の腐食再実験を行い、高温・高圧下で24時間試験したが腐食などは認められなかった——の3点を根拠にあげ、実験結果などを記載した資料も配付した。
ただ、一部報道でトラブルの原因とされた製造時や輸送時の調査に関しては金浜社長が口頭で「問題なかった」と言明しただけで、具体的な資料も用意されていなかった。