『Xタイプ』はフォード『モンデオ』をベースとして開発されており、エンジンもフォードのV6を使用しているが、Xタイプ向けにどのような変更がなされているのか、ジャガージャパン マーケティング・PRグループマネージャーの長木重憲氏にうかがった。
「モンデオベースと言っても、共通部分は重量比で20%程度しかありませんので、エンジンでもブロックこそフォードのDuratec(フォードエンジンの総称)を流用していますが、ヘッドは専用のDOHCヘッドをイギリスで組んで使っています」と、ジャガーらしいスポーティなエンジンであることを強調する。
また燃費については、全車フルタイム4WDとなり、燃費の悪化が懸念されるが、「確かに10・15モード燃費では、競合車にくらべて0.5〜0.8km/リットルほど悪いと思います。ただそれもあくまで10・15モードでのことですから。それに、エミッションについては、日本の排ガス基準はもちろん、ユーロ4(欧州の次世代排ガス基準)もクリアしています」と語る。
エンジンラインナップは、2.5リットルV6、3.0リットルV6の2種類。10・15モード燃費は、2.5リットルが7.9km/リットル、3.0リットルが7.4km/リットルとなっている。