『トラヴィック』のグレードは3種類。ベースグレードが199.0万円、スポーティーな「Sパッケージ」が224.0万円、豪華仕様の「Lパッケージ」が234.0万円となる。
最廉価グレードでは、装備を極端に省いて今どきエアコンもラジオもない、事実上使えない広告塔としての激安車である事が往々にしてある。このトラヴィックも、ベースグレードだけ飛びぬけて安い設定となっており、気になるところだ。そこで、上級グレードにあってベースグレードにない主要装備を確認した。
・MDプレーヤー付きヘッドユニット(6スピーカーはあり)
・ フルカラードバンパー/カラードサイドモール
・ ルーフレール(Lパッケージのみ)
・ SRSサイドエアバッグ(Lパッケージのみ)
・ むちうち防止アクティブヘッドレスト(Lパッケージのみ)
ここで考えるべきはやはり安全装備であろう。アクティブヘッドレストとサイドエアバッグはオプションでも設定できないので、必要と考えるなら35万円高いLパッケージを買うしかない。
逆にこれらを必要としなければ、実質的にかなりお買い得だ。オーディオは好きなものを選べるし、またカーナビを後付けするのであれば、スペースが1DINしかないため、上級グレードの場合はオーディオユニットを捨てるしかないが、ベースグレードならそのような無駄を出さずにすむわけだ。