トヨタは6日、メキシコ国内に完成車工場を建設する方針を明らかにした。詳細は現在検討中だが、2005年の稼動を目指すとしている。
これは7日付けの中日新聞が報じたもの。メキシコでは2004年からNAFTA(北米自由貿易協定)締結によって、アメリカ、カナダとの3国間での自動車関係の関税が撤廃されることが決まっており、これによりメキシコでもトヨタ車の需要が増すと判断。アメリカやカナダの生産拠点との相互補完関係を築くためには、生産拠点の新設が必要との判断に達した。
トヨタでは今年5月、メキシコに販売会社を設立し、2002年第2四半期からメキシコでの販売を開始すると発表している。同社としては2002年に発売を開始、ブランド名を浸透させたところで、2004年の関税撤廃後には大量のクルマを輸入。続く2005年には国内生産を開始して、さらなる売り上げ増を狙う、という計画のようだ。