今シーズンのウィリアムズの躍進とチームの不調により、コンストラクターズの2位確保さえ怪しくなってきたマクラーレン。ロン・デニス代表が、チームの不振は先頃解決したエイドリアン・ニューウィーの移籍問題がチーム内のバランスを崩したのが原因、とコメントしたことに、ドライバーのデイビッド・クルサードが反論した。
「ロンがあんなこと言うなんて信じられないよ。もちろん(ニューウィーの移籍に関して)みんな興味は持っていたよ。でもそれがエンジニアに影響を与えたとは思えない。確かに来年のマシン開発には数日の遅れが生じたかもしれないが、今年のものに関しては影響はなかったと思う」
「あの発言はロンらしくないよ。全くのナンセンスだ」と厳しい口調で非難。ドライバーがトップを批判すること自体、やはりマクラーレンのバランスが崩れていることの現れのようだ。