全体相場は反落し、自動車株はほぼ全面安。中でもスズキ自動車の下げが目を引いた。前日比129円安の1415円と急落し、一時は1400円を割り込んだ。
前日発表した前3月期決算で、連結純利益が前期比25%減となったことが嫌気され、売り注文が相次ぐ展開となった。好業績に対する期待が高かっただけに、今期業績を不安視する声が急速に台頭。株価の下げ率では史上第7位となった。
ホンダが、前日比160円安の5120円と4日続落。世界的な株式指標MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)の銘柄変更に伴い、同社とトヨタの組み入れ比率が引き下げられたことから、依然敬遠されている。トヨタも60円安。
一方、日産自動車が、前日比3円高の840円と小幅ながら続伸。三菱自動車工業も、同23円高の421円と続伸したが、日興ソロモンが投資判断を引き上げた模様だ。