【新型ホンダ『ステップワゴン』出た!】モデルチェンジする理由あったの?

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旧型『ステップワゴン』は、デビュー後5年近くたったモデル末期でも、2月で7000台、3月で1万台も売れていたという。であれば、まだまだ旧型の改良でも販売的には問題なかったのではないか? あえてフルモデルチェンジした理由はなぜなのか? 衝突安全や環境対策のためだろうか?

「難しい質問ですねえ(笑)。たしかに安全・環境といった社会的要因もあります。けれど、いくら売れているといっても、旧型の欠けている部分の改良や、お客様からの膨大な改善希望にすべて答えるには、旧型ベースの改善ではもう限界だったんです。ボディ剛性も含め、根本から設計しなおさないと対応できませんでした」と、新型ステップワゴンのチーフエンジニア、竹村宏さんは答える。

ちなみにユーザーからの要望というのは、「大人数で乗った時に高速の上り坂で加速が悪い、燃費が悪い」といった動力性能から、「インテリアの質感が低い、2列目シートは回転式かチップアップかどちらか選べ、ではなく、両方出来るようにしてほしい、スライドドアが重い、もっと小回りが効くようにしてほしい、コラムシフトは女性にはとっつきにくい、床も他車よりは低いけれど、もっと乗り降りをしやすくしてほしい」……などなど、非常に多岐にわたっていたそうだ。

「売れているということに甘んじていてはいけないんです。というものも、どこかひとつのポイントでも他社さんの新車に抜かれてしまっては、お客様に、『ステップワゴン』てダメなんだ、という印象を与えてしまいます。そうではなくて、つねに他社さんに先行して、1歩も2歩も先にいる必要がある。それこそが、成功した『ステップワゴン』というブランドを正しく育てるための道だと思うんです」と竹村さんは語った。とはいえ、これだけ成功した車種のフルモデルチェンジゆえ「プレッシャーは相当なものだった」そうである。

旧型の3月販売実績1万台は新型の目標月販台数8000台を上回る。「営業には数値を上げてくれと頼んでいるんですけどねえ」と竹村さん。

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