先日、日本で発表となった新型『プリメーラ』だが、今回のジュネーブショーにはその姿を現さなかった。日産の欧州戦略の中核を担うモデルだけに、なぜ今回展示されなかったのか疑問が残る。その真相を探った。
今回のモーターショーの展示は、デトロイトショーでも出品された新型『Z』を中心に新型コンセプトカー『Chappo(シャッポ)』、『エクストレイル』、『アルメーラ』というラインナップだ。新型Zを中心に置くためにプリメーラは見送られたということだが、もう一つ大きな理由がある。
欧州で現在発売されているプリメーラは、2年前に欧州用としてビッグマイナーチェンジを受けている。このプリメーラを作り切ってから新型の投入を考えているようだ。
実際の発売時期は2002年春ということである。次のフランクフルトショーには量産型が発表されるであろう。日産としてはできるだけこの期間を縮めて日欧同時発売を目指しているとのことである。