フォード・ジャパン・リミテッドは『モンデオ』のかじ取り装置に不具合があったとして、国土交通省に改善対策を届け出た。対象となるのは1996年8月27日から1998年3月16日までに輸入した2370台。
対象のクルマでは自動変速機装着車両において、かじ取り装置の倍力装置(パワーステアリング)用油圧配管と、ドライブシャフトの防塵ブーツクランプとの間隙が不適切なため、原動機の振動により油圧配管とクランプが接触するものがある。そのままの状態で使用を続けると、油圧配管が損傷し、最悪の場合、パワーステアリングオイルが漏れ、かじ取りハンドルの操作力が増大する。
不具合件数は7件で、発見は市場クレームによる。