ゴーン社長は発表会のプレゼンテーションにおいて「bold(大胆な)」という言葉を何度も繰り返した。新型『プリメーラ』は、今までの「3box」というセダンの概念に挑戦したのだ。レースでの活躍などにより初代から培ってきたスポーティなイメージに「エレガンス」を加えたという。
デザイン開発は日本とヨーロッパのスタジオが協力した。特徴は、セダンについて言うと、(1)キャビンを中心にボンネット、トランクに流れるようなラインを持たせた「モノフォルムシルエット」のエクステリア、(2)センターメーターと大型モニターと連携させた集中コントロールパネルを持つインテリア。
広報資料通り「似たものは世界のどこにも無い」「ひと目で、あ、プリメーラだと判る」デザインになった。ゴーン社長は「現在市場にあるどのクルマよりも新しい」、中村史郎デザイン本部長は「ヨーロッパの競合車の、それも次期世代と渡り合える」と語る。