マツダは29日、使用済みバンパーから再生したリサイクル素材を『ファミリア』のバンパー補強用部品の素材として採用を開始したと発表した。今年末には全車種を対象にバンパー本体の素材にも採用していく計画。同社は全国6拠点で使用済みバンパーの回収を行っており、これを自動車のアンダーカバーなどの素材として再利用している。
今回はバンパーの塗膜を機械的にはがす技術をプラスチック再生メーカーと開発し、強度が必要な部品の素材にも採用することができるようになった。塗膜除去率はすでに99%だが、さらに100%へと高めることで塗装もきれいにできるようになるため、バンパー本体に利用できるようになるという。