ダイハツ工業は18日、今年の生産・販売計画を発表した。軽自動車の販売計画は2000年に比べ微増の52万5000台。ただ、軽の市場規模については昨年の187万台から今年は180万台に減少するとの見通しを示したことから、ダイハツのシェアは29%と、トップのスズキ(30%)に1ポイント差まで詰め寄ることになる。
ダイハツはトヨタグループの“スモールカーメーカー”として「早期に軽ナンバーワンを狙う」(トヨタ出身の山田隆哉社長)と明言している。昨年は、軽シェアをこれまでで最高の27.8%に引き上げスズキに2.8ポイント差まで迫った。
一方のスズキは、手薄だった小型車の販売をどう拡大するかに忙殺されており、この間にダイハツが形勢を一気に逆転しそうな勢い。とはいえ、長年、軽ナンバーワンを続けるスズキはプライドにかけてもトップを譲る気配はなく、両社の激しい販売合戦が展開されそうだ。