BMWは画期的な新型クーペコンセプトを発表しライバルをあっと言わせた。機械構造面に関してはまだはっきりとしたことは言えないが、この新型クーペは2003年に姿を現す予定の2代目『Z3』と、スタイル面で多くの共通点を持っているらしい。
その名も『Xクーペ』という、特徴的なルックスを持つこの2シーターは、BMWの自信作 『X5』と同じ機械構造をベースとし、スポーツカーとオフローダーとの融合と言われている。BMWデザイン部のボス、クリス・バングルの指揮のもと生み出されたその特徴的なスタイルは、控えめに言ってもあまり良くなかった前回のコンセプトカー『Z9』とは様変わりし、今後メーカーの間に新たな旋風を巻き起こすだろう。
フロントからAピラーにかけてのそのスタイリッシュな外観は、Z3と同様、力強く、そして丸みを帯びている。ラジエーターグリル中央に2つ並んだアルミ製キドニーグリルの脇には涙のしずくを形どったヘッドライト、その中には円形のキセノンチャージのバルブが2つ並ぶ。
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