自動車リサイクル財団が発足---天下り先だけにならないで

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日本自動車工業会など、自動車関係9団体が出資する、財団法人「自動車リサイクル促進センター」が6日、都内で設立総会を開き発足した。

自動車は地球温暖化やオゾン層破壊の元凶となるフロンガスをカーエアコンに使用していたり、重金属類やオイルやプラスチックなどを多用している。このため、使用済み車を解体処理する際に事前に取り外すなど、適正に処理しないと環境汚染の原因にもなる。自動車リサイクルを義務付ける新たな法律の制定も検討されており、自動車業界が新たな対応を迫られることになる。

新財団はフロン回収や使用済み車マニフェスト(管理票)制度の促進など業界横断的な取り組みを推進する組織で、自動車のリサイクル専門組織の設立は初めてのこと。公益法人は官僚の天下りポスト、との批判が多く新設が難しいといわれるが、使用済み車問題が深刻化するという見通しもあり設立許可が下りたという。

《編集部》

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