フェラーリはポートランド州オーランドにあるボディショップを 『F355GTS』を無断で複製、販売した、として告訴した。ボディショップ側はペイントなどをほどこしただけで車は作っていない、と反論。しかしフェラーリの主張では、この店ではキットカーを作り実際のフェラーリに近い価格で販売していた、という。
キットカーにはフェラーリの馬のエンブレムまで作られており、専門家が見れば本物のフェラーリではない、と分かるが素人ならばだまされてしまうという。
アメリカではクラシックカーを中心にキットカーメーカーが点在しているが、高級ブランドのキットカーも多く、昨年にはシェルビイもキットカーメーカーを告訴している。趣味か著作権の侵害か、キットカーを巡る裁判は今後も続きそう。