ボルボ・カーズ・ジャパンは、今年9月のパリ・オートサロンで国産デビューした最新モデル『S60』を、先日開催された『2001大阪輸入車ショウ』で参考出品のかたちで本邦初公開した。
S60はエアロダイナミクスに優れた流線形のスポーティな外観と、それに相応しいダイナミックな操縦性や走行性能を大きな特徴としたミディアムサイズのスポーツサルーンで、高い快適性や安全性、環境保護性能も融合するなど、ボルボ車らしい特徴も併せ持っている。
プラットフォームは『S80』や新型の『V70』とも共通で、このクラスの従来モデルである『S70』の2倍の捩じれ剛性を確保。2715mmへと5mm延長されたホイールベースや、1550mmという同クラス最大級のワイドトレッドを採用しているため、ダイナミックな操縦性だけでなく恒に安定した走りを実現しているという。
参考出展されたのは、ハイプレッシャーターボを備える排気量2318ccの可変バルブタイミング機構付き水冷直列5気筒のDOHCエンジンを搭載するT-5で、最高出力184kW(250ps)/5200rpm、最大トルク330Nm(33.7kgm)/2400〜5200rpmを発揮。トランスミッションは電子制御式の5速ギアトロニックが組み合わされている(全てヨーロッパ仕様モデルのデータ)。
また、クーペのようなスタイリングとしながらも大人5人がゆったり寛げる室内空間が確保されているほか、最高級のオーディオシステムまで塔載している。ただし、日本への正式な導入時期や価格などは今のところ未定。