メルセデスベンツによれば、すべてのロードカーは“ブレーキbyワイヤ”を装備することになる、という。ブレーキbyワイヤとは、ブレーキペダルとブレーキ・アクチュエーターをロッドや油圧配管で結ぶのではなく、電気信号で結ぶシステムだ。メルセデスベンツは来年9月に導入予定の『SL』ロードスターでこのシステムを世界で初めて実用化する。
メルセデスベンツのシステムは「センソトロニック・プレーキ・システム」「SBC」と呼ばれる。ボッシュと協同で開発され、現行システムを置き換えても価格上昇は150ドル(約1万6000円)以下に収まるという。
メルセデスベンツはブレーキ技術で業界をリードしてきたが、この新しい電子制御油圧作動ブレーキシスムを6年以内にメルセデス全車で採用し、安全性と利便性を高めるという。
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