光岡自動車は15日、同社のカスタマイズ技術を結集して製作した『ラ・セード』の発表を行った。16日から全国の取扱店で予約受付を開始する。
ラ・セードは1930年代の「古き良き時代のクルマ」をモチーフに、最新の自動車に各種外装パーツを組み合わせることで構成したカスタマイズカー。ベースとなっているのは現行型の日産『シルビア』だが、ドア部分を除いては面影すら残っていない徹底した改造がなされている。
光岡がラ・セードの名前を使うのは今回が2度目。先代モデルは光岡が初めてカスタマイズ事業に乗り出した記念的なモデルで、1990年に500台の限定で発売され、4日間で予定数の受注に達したという伝説を残した。先代モデルの発売時にはバブル経済の余波があり、高額かつ派手なエクステリアを持つクルマを容易に受け入れる風潮があったが、この不景気な世の中でどこまで受注を集めるかが注目される。
今回のモデルは100台のみの限定で、価格は525万円。予約時には車両代金の10%にあたる52万5000円の頭金が必要になるとのこと。