日本損害保険協会は19日、9月に東海地方を襲った集中豪雨によって被害を被ったクルマや住宅などに掛けられていた保険金のうち、現在請求されている分から算定した保険金支払い見込みの金額を明らかにした。
それによると、9月末現在で支払い見込みは916億円にも達するとのこと。内訳は自動車関連497億円、火災保険(住宅)が330億円、傷害保険が45億円、輸送中の商品に掛けられている貨物保険が43億円だった。
自動車に関しては水没被害が多発し、被害に遭ったクルマ5万3671台に占める全損車の割合が非常に多かったために、これまでの過去最高だった1991年9月の台風19号による被害額(269億円)をあっさりと更新。不名誉な過去最高を記録した。
今回の算定はあくまでも途中経過ということで、最終的な支払い総額は1000億円を超えると予想され、これは過去4番目の被害額になるという。